エチオピア旅行 No. 4 ダナキルツアーその1~アサレ塩湖と過酷な野営
遂にエチオピア旅行の大本命、ダナキルツアーに出発!
このツアーはエチオピアに行く人のほぼ100%が参加するであろうツアー。ダナキル砂漠はアフリカ大地溝帯の内部に位置し、海抜はマイナス100m以上(世界屈指の低地)。「夏には気温が50℃近くになることがあり、人類が住める最も暑い場所としてギネス記録に登録されている」そうです(wikipediaより)。
なんでそんなところに行くのか?と言えば、地球離れした景観に出会えるためです。主な見どころは、ダナキル低地、エルタ・アレ火山、ダロール火山、アサレ塩湖。日本人旅行者から「世界一過酷なツアー」と呼ばれるツアーは如何ほどか!?と少々気合を入れて参加しました。
僕は3泊4日のフルツアーに参加したので、初日の出発時間は8時と余裕がありました。なので、宿の近くのパン屋さんでパンをゲット!
中国の【饼】の甘いバージョンのようなもの
ボンボリーノ(ドーナッツ)
食した後、同じ宿の人たちとETT(ツアー会社)のオフィスに向かいました。オフィスでは待ち時間がやたら長く、ゆるーく待たされましたが、おかげで世界一周中の日本人の皆さまと仲良くなり、一緒のグループに!長い行程で、一緒の車なので、素敵な方々と仲良くなれたのは本当にありがたかったです。プライバシーの兼ね合いで写真は載せませんが、今回の旅が最高の思い出となったのは、グループのみんなのおかげです。
やっと出発しました(11時手前??)。
お昼は町に立ち寄って食事。
喉を潤します。
食事は、ビーツを用いた謎のシチュー(ワット)です(笑) 「あらゆる国籍の旅行者がクレームを付けないように調整した結果、ボンヤリした味になった」と言う感想ですが、別に美味くも不味くもなく、野菜が多いのが嬉しかったです。
山岳地帯、渓谷を走り続けます。
視界が開けた後、車を降ろされ、「凄い谷がある」との事でしたが、ハッキリ言って単なる工事現場かと思いました(笑)
自分には、一列に連なるランクルの方が素敵な風景でした。
さて、しばらく走ったところで、また集落に立ち寄り、「今晩の寝床だ」と見せられたのが、これ
いやあ、ワクワクしました。
野営地から次の目的地であるアサレ塩湖は近い模様。走っていると、蜃気楼のような景色が!
次第に、土に塩が混ざり始めます。
塩湖に入りました。一面真っ白。ゆえに蜃気楼のように見えたわけですね。
走り続けます。
奥の方は風が強く、空の色が異なり、ワイルド感が半端なかったです。
かなりの温度でしたが、ドローンを飛ばしてみました。
マシンの耐久温度を超えているので、早々に着陸させました(笑)
ちなみに、岩山に見えたものは何と岩塩でできているそう。
採掘して、塩を日本に持ち帰りました(笑)
塩湖で採掘したものは、ミネラル分も多く、美味しいです。
ここらへんでしきりに塩を採掘しました(笑)
塩湖の奥の方に行くと水が増え、結晶化した塩が付着した流木も。
陽が落ちてくると、幻想的です。
波
一番奥は正に「湖」。
塩分濃度が高すぎて生物が存在しない湖。
次第に風が強くなる黄昏時に眺めていると、どことなく不気味でした。
日が暮れる前にランクルで野営地に戻ります。
ただ、戻った時にはほぼ真っ暗。ヘッドライトを装着し、闇の中で食事します。
後で写真を見て何とも言えないビジュアルに苦笑しましたが、味は悪くなかったです。
ちなみに、こちらのヘッドライトを購入して臨んだのですが、ツアー参加者の中で一番明るかったです(笑) お値打ち品!
する事も無いので、早々に就寝です。
しかし、深夜まで砂混じりの熱風が吹き続け、マジでキツかったです。途中、トイレ(砂漠)に行ったりして気を紛らわせようとしましたが、ムリでした。
「これは放っておいても絶対に寝られない…意識の変革が必要だ」と、様々な自己暗示的な思考を行い、何とか寝付けました。心頭滅却すれば火もまた涼し…そこまでは達観できませんでしたが、意識の変革は重要だなと痛感しました。
ツアーの中で、この夜が一番「過酷」でした(笑)
二日目に続きます…