エチオピア旅行 No. 6 ダナキルツアーその3~遂にエルタ・アレとご対面!そして…下山
虫除けのジェルを塗って寝たのですが、微妙に塗り漏れているところを5〜6箇所刺されておりました(笑)
ただ、屋根の下の睡眠は快適でした!
朝ごはん
昨晩のインジェラとは打って変わって、旅行者向けのメニューでした。
出発まで少し寛ぎましたが、ホワイトタイガー的な猫に威嚇されたり。
今日はエルタ・アレ火山までランクルで延々と移動する日です。
お昼までの移動中の写真は一枚も撮っておりませんでした(笑)
お昼のエチオピア風炊き込みご飯は塩も旨味もイマイチ決まっておりませんでしたが、辛味調味料・バルバリを掛けたところ食べられるレヴェルまで引き上げられました。
火山地帯っぽくなったあたりでカメラ起動!
火山岩だらけの酷暑の中、トイレ休憩が行われました。
ひたすら爆走
こんなところを進むので、自動的にヘッドバンギング状態。時折、メロイックサインをして気を紛らわせました。写真を撮れないほど揺れる場所も通り、車体が斜めになりながら火山岩の上を進むランクルには改めて感動。ちょっと欲しくなりましたが、東京には似合いませんね(笑)
正面にエルタ・アレ火山が見えてきました。
これから夜通し(言い過ぎ)歩きます。先にラクダ隊が野営地まで水と寝具を運んでくれます。
本格的に治安が悪いエリアなようで、モノホンの兵士が護衛に付きます。
夜ご飯。どうですか、これ?
そして、テンションMAXの状態で、夜の涼しくなった砂漠を数時間歩きました…
割と良いペースで進むので、写真は一枚も撮らず。高揚感に加えて、その場の雰囲気を楽しむ自分がいたため、撮らなかったのかもしれません。
山頂にたどり着き、火口を目指します。砂漠の歩行も同様でしたが、ヘッドライトは必需品でした。
そして…念願のエルタ・アレ!
あれ?ガスってます(笑)
硫黄が混ざった明らかに有毒なガスが時折襲いかかる中、望遠レンズで撮りましたが、マグマが見えません(笑)
ガスは花火の臭いを数十倍に強化した感じで、鼻に入った瞬間にむせます。
場を支配する虚無感…。非常に静謐な空間でした(笑)
ドローンを飛ばしてみたところ、別の日本人グループの男性が面白い事をされてました(笑)
いや、ショックじゃなかったのかって?勿論ショックだったのですが、余りにも雄大な火口だったので、自然の事だから仕方ないな…と妙に割り切って考える事が出来ました。
マグマが沸き、うねる音が低く聞こえてきて、それが身体の内部に染み込み、妙な戦慄を覚えます。地球上の何処でも聞いた事が無い、低い振動音。原初の畏怖を感じたのは、僕が田舎出身であり、大学の頃にアニミズムを研究した事に起因するからかもしれません。個人的に、その音を聞けただけでも来た甲斐がありました。
また、グループの仲間と出会えた事で、旅の目的の大半は達成されていたんだな、と感じました。
寝床は火山岩の上で酷い環境。翌朝、火口にリベンジするも矢張り見ることは出来ませんでした。下山を開始します。
早朝の火山トレッキングは、爽快でした。
前の晩は暗くて分からなかったけれど、全て溶岩だと思うと興味深い。
見る見る間に、火山が小さくなってゆきます。
トップ集団で歩いたので、時間調整の最中にドローンを起動!
気持ち良かったなー
日の出も見る事が出来ました。
兵士を撮っていると、撮るな!と言われたので…
山を撮りました。
地形が本当に面白い。
野良ラクダも発見
ガイドの少年(?)はサンダルで恐ろしいスピードで火山を下りました(笑)
さらば、エルタ・アレ
早朝から汗だくで下山。ハフトンからの差し入れのマンゴージュースが嬉しい!
人工的な味わいと強い甘みが身体を癒やしてくれました。
朝ごはん。何回も見た組み合わせ(笑)
下山後の車移動は、開放感からか皆良い笑顔でした。
途中、塩湖と製塩場に立ち寄ります。
死海のように浮くみたいですが、暑いので、我々は木陰で休憩(笑)
ドローンを飛ばして遊びました。
昼ごはん
食堂内を縦横無尽に歩くヤギ
おっさんと猫
メケレへの道中、ハフトンとローカルコーヒーショップへピットイン。
こう言ったざっくばらんなお店でも、エチオピア珈琲は美味しい!
これはヴェトナムやグァテマラのコーヒーショップとの相違点になります。
気持ちの良いエチオピア高地の街
停めてもらい、清々しい風を吸い込み、ダナキルツアーの終わりを感じました。
メケレのETTに戻り、グループの皆とお別れ。
皆、その日の内に次なる目的地を 目指します。
僕は首都・アディスアベバへ。