エチオピア旅行 No. 2 古都アクスムその1~遺跡と激ローカル系インジェラ

エチオピア2日目。「エチオピア発祥の地」として知られるアクスムに行ってきました(メケレから190kmほど)。

アクスムは有名な「シバの女王」の息子が興した王朝であり、街にあるシオンのマリア教会には「契約の聖櫃」があるとされます。後者はインディ・ジョーンズの「レイダース/失われたアーク」に登場したアレ。にわか考古学ファンとしては、行ってみる他ありません(笑)

エチオピアの歴史 - Wikipedia

 

しかし、朝6時出発なので気合を入れて早起きしたものの、チャーターしたドライバーが到着せず…。

30分待ったところ、やっと来て、「行くはずだったドライバーが起きれず、急きょ自分に電話がかかってきた」との事。予定のドライバーは「前日のダナキル砂漠ツアーで疲れて寝坊した」そうです(笑) まあ、気を取り直して出発しました。

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フロントガラスに可愛らしいヒビが入っておりました。

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なかなか風情のある田園風景が続きます。

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ただ、道中、トラブルが発生!1時間くらい走ったところで、知り合い(同じ会社?)のドライバーが路上でタイヤ交換しており、それを助けるドライバー。「おお!良い奴だな〜」と眺めていると、なんと対向車線から来た車が水を吹き、停車します。オーバーヒートでしょうか。しかも、ノロノロ進んだ挙げ句に、停車している車の隣に停車!

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何故、わざわざそこに停まる…

案の定、車がやって来てクラクションの嵐。

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車を押して、あるべき場所に戻って頂きます。

幸運にも20分弱の足止めで済み、ドライブを再開できました。

しかし、またトラブルが発生し、そちらは深刻。ドライバーから「アクスムに着いたらどうするんだい?」と聞かれ、「????」と思考が一瞬停止。ドライバーは僕を「アクスムに連れて行って、下ろす」だけのミッションとの事。「いやいや!日帰りで可能と聞いたから、お金を払ったんだよ!」。行きたい場所などを説明して、必死に交渉します。ただ、ドライバーは会社から急に伝えられただけなので、決定権は持っておりません。会社のボスに連絡してもらいます。

翌日から本命のダナキルツアーなので、ハラハラして待ちました。その後、確認のやり取りが何回かあり、なんとかドライバーが行ってくれる事に。マジで安堵しました。ちなみに、このドライバー、お礼を伝えても「礼には及ばない。これが俺の仕事なので」とカッコ良いセリフで答えてくれました。

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お昼すぎにアクスム到着。とりあえず、オベリスクを見ます。こちらのオベリスクは4世紀頃のエザナ王統治下のものとされており、全長は23m。かつてアクスムには130本を超える石柱があったそうですが、多くはイタリアとの戦争で倒壊し、現在は放置されたままとの事です。

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盗掘を防ぐために偽の扉が設けられた王墓。

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これも4世紀後半のものですが、非常に高い技術で驚きました。

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遺跡から街を望む。

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街を散策しました。

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教会

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樹齢数百年と言う樹木

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朝も昼も食べていないので、軽く食べようと目についたお店に。

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すると

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生肉がぶら下がっており、ちょっと肝を冷やしました(笑)

しかし、火を通すよう(トュブス)なので覚悟を決めて頂くことにします。

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勿論、インジェラです。テイクアウェイにしたところ、壊れた土器の破片のよう(笑) 味は超ローカル!いやあ、勉強になりました…

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遺跡巡りを続行。カレブ王の地下墳墓(6世紀頃)。

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地下墳墓の上には石造りの神殿が建っていたそうです。

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砂浴びするロバ

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エザナ王の碑文

エザナ王(4世紀)の戦勝を神に感謝した碑文。ギーズ語、ギリシャ語、サービニア語で書かれており、「石碑を持ち出した者には予期せざる死が訪れる」と刻まれているそうです。

 

後編に続く