エチオピア旅行 No. 5 ダナキルツアーその2~異世界感たっぷりのダロール火山
死ぬほど寝苦しい夜を超え、清々しい朝がやって来ました!
…嘘です。あまり清々しくなく、何とも気だるい朝でした(笑)
朝ごはん。スイカが超嬉しい!暑い紅茶(アディスティー)も汗をかいた身体に妙にしみました。
前日にドローンを飛ばした際、調子が良くなかったので、集落で飛ばして起動実験をしておりました。すると、集落の青年や子どもたちが関心を示し、人気者に。モノで人気になるってのは結構寂しかったです(笑)
その後、集落の青年が僕に「一眼レフを貸してくれ!皆を撮ってくるよ!」と言うので、貸してあげました。バシャバシャ撮りまくり、バッテリーを消耗されましたが(笑)、腕前は中々です。
通りすがりのハイテンションなおじいさん
サムズアップの後、おもむろにガレキの上に寝転び、寝転んだ姿も撮ってくれ!と(笑)
寝心地が悪そうです。
厨房
子どもたち
僕らのドライバー、ハフトン。レンズフードがズレてきて、盗撮のよう…
集落の子ども達はスレておらず、陽気な気分にしてくれました。では、出発!
道中は前日の風景とほぼ同じだったのですが、途中、何とラクダのミイラが!
グループの人とキャーキャー写真撮影をしたのですが、車中に残った方から聞いたところ、ハフトン(ドライバー)は露骨に顔をしかめていたそうです(笑)
日本人は世界各地で変なものに興味を示す民族だから、仕方ない。
本日のメイン、ダロールに到着しました。
ダロールは1926年に起きた水蒸気爆発で生じたそう。海抜マイナス45m~50mに存在し、「世界で最も低い噴火口」として知られます。「ダロール」は地元の民族(アファル人、ダナキル人)の言葉で「溶解」や「崩壊」を意味し、強酸性の池や硫黄、酸化鉄などで構成される地形は、地球離れした光景です。
エリトリア国境に近く、治安が悪い(武装した山賊が出る)ため、護衛が付いての散策となります。
早朝ですが、気温が高いです。「世界で二番目に暑い場所」と言われる割に楽勝だな、と思っておりましたが、帰る頃にはかなりの気温になりました。
遠くに火口から生じる噴煙が見えます。
近づくと否応なしにテンションが上り、目まぐるしく変わる光景に目を奪われつつ、歩みが速くなります。
ふと遠くを見ると、彼方に護衛がおりました(300mmズームレンズに切り替えて撮影)。
Mineral Flowers
周囲は圧倒的な異世界感!
火口が見えた!
ここぞとばかりにドローンを起動!
途中、USBケーブルに異常があり、こちらの動画しか撮れませんでした。
…が日本に帰国して観ると、凄い風景ですね(笑)
暑くなり始めたところで、下山します。
行きは朝イチだしテンションが高いしで、全く気になりませんでしたが、結構な距離を歩いておりました。奥に広がるのは、塩湖です。
汗だくになりましたが、ランクルの車内にはACが効いており、天国!
やっぱり絵になるなあ…ランクル。
目指す先は前日とは異なる塩湖です。
こちらは前日よりも壮観でした!「乾季ウユニを超える」と評する旅行者の言葉にも納得です。グループのみんなやハフトン(ドライバー笑)と写真を撮り満喫、満喫。
塩の採掘場にも立ち寄りましたが、外は酷暑なので皆車中におりました(笑)
恰幅の良いハフトンは「困った奴らだな」みたいな仕草をしつつ、自分も外に出なくてラッキーと言わんばかりの笑顔でした。
その後、前日お昼を食べた町に戻り、ランチとなりました。
暑い砂漠を抜けた後なので、ビールやコーラで乾杯!!
メチャクチャ美味しかったです。
そして、料理。
謎パスタ登場。
パスタは旅行者向けなのかと思いましたが、他のレストランも含め、エチオピア人も食べているのを見かけました。これはイタリアに支配されていた頃の名残なのでしょう。
茹で加減や調理法は原型を留めておりませんが(笑)
ランチの後は、今日の宿泊地に向かいます。
村ですね。
宿には「壁で囲まれた部屋」があり、「シャワー」を浴びることができたため、天国のようでした。「シャワー」は貯水槽から汲んだバケツ一杯の水でしたが、髪と身体を洗えて、本当に気持ち良かった!ツアー中、後にも先にもシャワーと部屋があったのは、今宵だけでした(笑)
夜ご飯までビールを飲んで過ごし、のんびり。ビールは宿の向かいの商店に売られており、金額も適正価格で「やるなあ」と思いました。インドやエジプトならば、ブッ飛んだ値付けをする事でしょう。
ツアー中、初のインジェラ登場!
僕だけ嬉しがっていた気がしますが、本当に嬉しかったので覚えておりません(笑)
でも、インジェラ自体の酸味が強くなく、豆のワット(シチュー)は大変美味しかったので、皆イメージが少し良くなったかな?
インジェラは旨味や辛味、スパイスの強い料理と合わせると、独特の酸味が寧ろポジティブに作用します。恐らくインジェラに慣れ親しむと、主食に酸味が無いのは物足りなく感じる事でしょう。
部屋の中でぐっすりと寝ました。朝起きると、蚊に複数箇所刺されておりましたが。
続く